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【2021年令和3年進化型最新版】LinuxでOBS Studioと仮想カメラを使う方法
nogajun
_ 思い返せば去年、オンライン授業とかなんとかあったのでLinuxで仮想カメラとOBS Studioを使う方法を書きましたが1年経って知見も溜まったので今のセットアップ方法を書いておきます。
(2022/2/16追記) ここではSnap版について書いていますが、Flatpak版は公式になり仮想カメラも標準でサポートされたので、2022年以降にこれを読んでいる方は[公式にもなったFlatpak版](https://github.com/obsproject/obs-studio/releases/tag/27.2.0)を使いましょう。
v4l2loopbackのインストール
v4l2loopbackは、インストール済みなら飛ばして、インストールしていない場合は必須なので以下の方法でインストールしてください。Debian/UbuntuではパッケージがあるのでaptでインストールするだけでOKです。
$ sudo apt install v4l2loopback-dkms v4l2loopback-utils
インストールしたら、modprobeでカーネルに組み込みます。
$ sudo /usr/sbin/modprobe v4l2loopback devices=1 video_nr=10 card_label="OBS Cam" exclusive_caps=1
毎回使うなら /etc/modprobe.d/v4l2loopback.conf というファイルを作って以下を追記しておきます。
options v4l2loopback devices=1 video_nr=10 card_label="OBS Cam" exclusive_caps=1
OBS Studioのインストール
OBSは、debパッケージ版、Flatpak版、Snap版と複数のパッケージシステムで利用できますが、2021年時点ではSnap版を使うのが一番良いです。理由は、外部プラグインを含めてほぼ全部入りパッケージだからです。
自分はデスクトップアプリの利用はFlatpak推しですが、OBSのFlatpak版は仮想カメラが利用できなかったりパッケージシステムの制約による不具合がいろいろあってオススメしにくい状態です。Snap版は最新版が利用できる上に仮想カメラなどもすぐに使える状態なので現状、Snap版を使うのが一番ラクに使えるのではと思います。
Snap版OBS Studioを利用するにはSnapdが必要なのでインストールします。
$ sudo apt install snapd
そして、snapからOBS Studioをインストールします。
$ sudo snap install obs-studio
インストールをしたあと、パッケージの権限を許可する必要があるので以下も実行しておきます。
$ sudo snap connect obs-studio:audio-record
$ sudo snap connect obs-studio:avahi-control
$ sudo snap connect obs-studio:camera
$ sudo snap connect obs-studio:kernel-module-observe
これで、いろんな機能が入ったOBS Studioが使えます。