この記事は1年以上前の古い記事です。現状に即していない記述の場合があります。あらかじめご了承ください。
GnuCashで決算と期首処理
nogajun
GnuCashの利用について質問のメールを送ってこられても私は税理士では無いので答えられません。
心配をするのであれば税理士や税務署などとご相談の上、ご自分の判断でお使いください。また、nofuture.tv内の記述を読んで実行したことにより、なんらかの被害を被ったとしても筆者は一切、責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。GnuCashを使った確定申告についてはgnucashタグでまとめてあります。こちらもご覧ください
2月は青色申告もあって2月末には韓国に行ったり3月はじめには東京に行ったりとバタバタしてましたが、やっと落ち着きました。
落ち着いたので旅費、経費の精算をしようと思ったらGnuCashの期末/期首処理をしていなかったので忘れないようにメモ。
追記: これはGnuCashの会計ファイルを年度を繰り越して1つのファイルで使い続ける人のためのTipsです。毎年新しいファイルを作るのであれば(1つのファイルを使い続けることにこだわりがなければ)、この処理は必要ありません。
- GnuCash――決算整理と期首整理 | orangeProse: http://orangeprose.blog.fc2.com/blog-entry-1006.html
- 確定申告を2時間で終わらせる2017年版 - orangeProse別館: http://hidex7777.hatenablog.com/entry/2017/03/14/195544
決算の手順としてはこんな感じ。
- メニュー[編集]→[設定]の「会計期間」が前年度になってるか確認
- 「純資産」の下に「当期利益(損失)」科目を作る
- メニュー[ツール]→[決算]を選ぶ
- 「決算日」を前年度の末日(12月31日)に指定
- 「収益合計」を「純資産:当期利益(損失)」に指定
- 「費用合計」を「純資産:当期利益(損失)」に指定
- 「説明」は後でわかるように入力。とりあえず「2017(H29)年度決算整理」と入れた
これで売上と費用が「当期利益(損失)」に振り替えられて、それぞれが0になったはず。 当たり前ですがクレジットなどの負債は残ります。
続いて「当期利益(損失)」を0にします。「当期利益(損失)」科目を開いて以下のように入力。
- 「日付」は今年度の1月1日
- 「説明」は後で分かるように入力。とりあえず「2018(H30)年度期首処理」と入力
- 「資金移動」は「元入金」科目
- 黒字の場合
- 「減少」に「当期利益(損失)」の金額を入力
- 赤字の場合
- 「増加」に「当期利益(損失)」の金額を入力
そして「事業主貸」科目と「事業主借」科目も0にします。
- 「日付」は今年度の1月1日
- 「説明」は後で分かるように入力。とりあえず「2018(H30)年度期首処理」と入力
- 「資金移動」は「元入金」科目
- 「事業主貸」の場合
- 「減少」に「事業主貸」の金額を入力
- 「事業主借」の場合
- 「増加」に「事業主借」の金額を入力
これで大丈夫なはず。